たまたま東洋経済を読む機会がありました。
その中にあった阪大の大竹教授の文章が面白かったので、メモしておきたいと思います。
前提として、私は資本主義、市場主義に、大いにポジティブな態度を示す人間であることを書いておきます。
さて、日本では「反市場主義」的な考え方が広がってきているそうです。
そうですね。民主党なんて、「大きな政府による社会主義的政府」に近いわけです。
欧州は以前からそのような流れになっています。社会民主主義的であり、労働者保護的であり、高額な税と引き換えに、国民の福祉を唱える左派政党政権が多く見られます。
では、資本主義、市場主義を協力に推進するアメリカはなぜ、そのような国になったのか。
ここで、大竹教授は、シカゴ大の研究者の説を上げています。
ひとつに、アメリカでは民主主義が産業化より先に起こったため、産業化が民主主義的に進められた
こと。たしかに、欧州では、民主主義化に至る以前に産業革命が起こり(というか、欧州は歴史的に
支配層が産業を支配していたといった方が適切でしょうか)、産業に対する民主化運動は、社会主義的な動きをとりました。
日本でも女工哀史的な時代が長かったため、資本家 vs. 労働組合という構図が発生しえました。
ふたつめに、アメリカで資本主義が発生した頃は、政府がまだ小さかったということ。たしかに、欧州やアジアでは今でも見られますが(特に中国は典型的か)、政府の力より、民衆の力の方が大きければ、政府に頼ろうという力学は生まれにくく、市場主義的な考え方が広まったこと。
みっつめに、欧州ではマルクス主義に対抗するため、市場主義と大企業主義が結びついたこと。アメリカではマルクス主義が広まらなかったため、市場主義と大企業主義は結びつかず、大企業主義ではない、市場主義というものが根付いたこと。日本も、大企業よりか、労働者向きか、という二元論がありますが、大企業主義と市場主義はたしかに分けて考えるべきです。
もうひとつあった気がしますが、メモしていませんでした。
今の日本が、社会民主主義的な政策を取り入れてしまったら、長い目で見ると、経済はますます衰退の一歩をたどっていくしかなく、国民はどんどん貧困になっていくものと思われますが、どうなんでしょうね。
「世界2位をキープ」という相対的な順位付けにこだわるのは、あまりにもナンセンスであるばかりか、おそらく無理ですが、国全体で貧しくなっていくスピードを抑え、ある形での、継続的な“発展”を目指せるようにしたほうがいいと思います。
が、民主主義的に日本国民が社会民主主義国家を選ぶのであれば、自分の身は自分で守らないといけないなぁと思う、日々です。
その中にあった阪大の大竹教授の文章が面白かったので、メモしておきたいと思います。
前提として、私は資本主義、市場主義に、大いにポジティブな態度を示す人間であることを書いておきます。
さて、日本では「反市場主義」的な考え方が広がってきているそうです。
そうですね。民主党なんて、「大きな政府による社会主義的政府」に近いわけです。
欧州は以前からそのような流れになっています。社会民主主義的であり、労働者保護的であり、高額な税と引き換えに、国民の福祉を唱える左派政党政権が多く見られます。
では、資本主義、市場主義を協力に推進するアメリカはなぜ、そのような国になったのか。
ここで、大竹教授は、シカゴ大の研究者の説を上げています。
ひとつに、アメリカでは民主主義が産業化より先に起こったため、産業化が民主主義的に進められた
こと。たしかに、欧州では、民主主義化に至る以前に産業革命が起こり(というか、欧州は歴史的に
支配層が産業を支配していたといった方が適切でしょうか)、産業に対する民主化運動は、社会主義的な動きをとりました。
日本でも女工哀史的な時代が長かったため、資本家 vs. 労働組合という構図が発生しえました。
ふたつめに、アメリカで資本主義が発生した頃は、政府がまだ小さかったということ。たしかに、欧州やアジアでは今でも見られますが(特に中国は典型的か)、政府の力より、民衆の力の方が大きければ、政府に頼ろうという力学は生まれにくく、市場主義的な考え方が広まったこと。
みっつめに、欧州ではマルクス主義に対抗するため、市場主義と大企業主義が結びついたこと。アメリカではマルクス主義が広まらなかったため、市場主義と大企業主義は結びつかず、大企業主義ではない、市場主義というものが根付いたこと。日本も、大企業よりか、労働者向きか、という二元論がありますが、大企業主義と市場主義はたしかに分けて考えるべきです。
もうひとつあった気がしますが、メモしていませんでした。
今の日本が、社会民主主義的な政策を取り入れてしまったら、長い目で見ると、経済はますます衰退の一歩をたどっていくしかなく、国民はどんどん貧困になっていくものと思われますが、どうなんでしょうね。
「世界2位をキープ」という相対的な順位付けにこだわるのは、あまりにもナンセンスであるばかりか、おそらく無理ですが、国全体で貧しくなっていくスピードを抑え、ある形での、継続的な“発展”を目指せるようにしたほうがいいと思います。
が、民主主義的に日本国民が社会民主主義国家を選ぶのであれば、自分の身は自分で守らないといけないなぁと思う、日々です。
| ホーム |

