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This Archive : 2009年01月

引っ越します

2009.01.31 *Sat
明日、引っ越します。

ロンドン家探し」で書いたとおり、いい家も見つかり、契約も済ませ、インベントリーチェックも行いました。

契約は、
大家-大家のエージェント-こちらのエージェント-こちら(会社と私)
と間に二人のエージェントを挟んで行うのですが、大家のエージェントの動きが遅かったらしく、入居が一週間遅れてしまいました。

新居の場所はボンドストリートです。

地理に惹かれました。ロンドンを満喫できるいいエリアだと思います。
日本でいう1LDKタイプです。

引っ越しをしたら、しばらくインターネットに接続できないかもしれないので、ブログが書けないかもしれません。
BTのランドラインは引けたのですが(これもやや問題がありつつもなんとか接続可能になったらしい)、まだインターネットプロバイダーに申し込んだばかりです。

書けるようになったら、また書きます。
では。

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M&Aリーグテーブルと近況報告

2009.01.31 *Sat
働いている会社が、とある雑誌の2008年の英国ナンバーワンM&Aフィナンシャルアドバイザーに選ばれました。
取扱案件金額が一番大きかったということです。
というわけで、なんか思ってたより、仕事も多く、忙しい日々です。
今週は徹夜もあり、朝帰りもあり、と日本並みです。
ヨーロッパの人たちはワークライフバランスにもうちょっと重視していると思っていたので、やや期待と違いました。

こちらのオフィスの人たちは、朝8:45くらいには皆来ていて、働いている時の集中力がものすごい。夜も結構遅くまで働いているし、密度は相当濃い感じがします。

トレーダー破産の時代

2009.01.30 *Fri
1-2月は、投資銀行各社はボーナスの時期です。
例年であればウキウキの季節なのですが、今年はクレジットクランチ不況の真っただ中で、どこも重苦しい雰囲気です。
マーケットの噂によれば、今年のボーナスは会社によってバラバラですが、どこも去年の0%~50%程度とのこと。

オバマ新大統領も「金融業界のボーナスに激怒」とかいうニュースがありましたし、どうなることやらから。

さて、これが、減らせばいいというわけではないのです。
ボーナスの多寡が問題なのではなく、基本給とボーナスの構成に潜む、構造的問題があります。
上記のとおり、昨年比10%のボーナスになることによって、税金で破産するという問題が・・・。

トレーダーのAさんの給与を以下のように仮定します。
・ある年の給料がボーナス混みで合計年収1,000万円
・税率40%
・基本給とベースの割合が3:7
(控除とかは面倒なので今回は一切考えない)

つまり、基本給300万円でボーナスが700万円。ボーナスは年一回でまとめて支払われるとします。
基本給は12か月で均等に割って支払われるので、月25万円です。
トレーダーの皆さんはこのようにボーナスの比重がとても大きいのが特徴です。

所得税は一年前の所得を元に、翌年の税金額が決まります。
荒い計算をすると、税金は400万円。これを12か月で分割するので月々支払う税金は33万円。

つまり翌年も同じ給料をもらえたとすると、実は毎月のお給料はありません。事前にもらってあるボーナス分も合わせて毎月税金を支払って、生活は、ボーナスの700万円を取り崩して生活することになります。
しかし、ボーナスが前年比10%になってしまうと、、、。

基本給: 300万円→300万円
ボーナス: 700万円→70万円
税金:前年の1,000万円の40%で400万円

さて、困りました。給料とボーナスを全額使っても税金が支払えません。

こうなる可能性があるのですが、どうするんですかね。

実際には、
・今までの資産から支払う
・積み立てていた退職金を取り崩す
とか色々あると思いますが、まぁ大変だと思います。

悪いことはしていないトレーダーも、自己破産すると。
Category : 投資銀行

Ryuichi!くんの質問宛ての回答/企業の規模拡大と時価総額について

2009.01.30 *Fri
3つ前のブログの記事『労働組合とM&A/日本版シティーコード (01/25) 』のコメント欄にRyuichi!くんが寄せてくれた質問の回答を書いていたら長くなりすぎたので、記事にしておきます。

---コメント-----------
面白い話、ありがとうございます!ウチは株式公開とかで悩むのは当面先ですがw

防衛策の「規模の拡大」っていうのは売上の増大ではないですよね?時価総額の拡大と読み替えてもよいのですか?
---回答-----------
>Ryuichi!

ういっす。ありがとうございます。
財務諸表送ってくれれば個人的無料財務診断します。もしくは将来計画の作り方相談くらいなら。

さて、規模拡大についてですが、基本的には「俺はコンビニでお弁当は買えるけど、トヨタは買えないよね。」という、もうちょっと漠然とした話です。実務の世界では時価総額一辺倒ではありません。時価総額は指標の一つに過ぎません。時価総額だけにこだわってもしょうがありません。

あと、基本的は売上高どんどん増やした方が時価総額も上がりますよね?一般論レベルでは。ここで言った「規模拡大」とは、でかい事には意味があるよね、という話です。これは以下を読み進めてみてください。売上を伸ばすことにも、それなりに意味はあるはずです。

時価総額はご存じのとおり、100%の株式を買い集める金額です。株式市場で付いている株価×株式数で計算できますね。この金額に負債の額を足して現金を引くと、企業価値という指標になります。
(話を簡単にするため、少数株主持分や、細かい調整の話は今回はすべて省くことにします)
また理論上の企業価値は、DCFなどの評価方法を用いて算出することができます(普通は複数の方法で計算して、総合的にみて算出する)。ここから負債を引いて、現金を足すと、理論上の時価総額が算出できます。(さっきと逆の流れです。)

ちなみに以前書いた割高、割安の議論は色々できるんだけど、企業価値をEBITDAという利益の種類で割った企業価値/EBITDAか、時価総額を純利益で割った時価総額/純利益という指標を、他社と比べてみるのが一般的です。

買収後のEPS(一株あたり利益)が増えるか減るか考えるには、後者の方が直接的に関わってくるんだけど、買収資金調達の議論をするには前者の観点も使うし、色々な指標をみます。

それでたとえば事業会社が事業会社を買うと、会計を連結するでしょ、そうすると買った会社の負債がバランスシートに乗ってくるじゃない?それがあまりにも大きければ自分の格付けが下がって今後の資金調達にも苦労することになるでしょ。また例えばファンドがLBOで買収するなら既存負債の借り換えをするんだけど、これだってEBITDAに対して負債が大きすぎると銀行から買収資金の融資が受けられなくなります。

と、別に、単一の指標だけ大きくすればいいわけではありません。

なんかMBA的な理論上は成立しても、実際は経済の規模感が存在する実際の経済の中では話が違います。
たとえば総額10兆円のLBOは「どこにそんな資金を出してくれる融資団がいるのさ」と思うし、小が大をのむ買収なら「売上高500億円の会社が売上高5兆円の企業を買って本当に経営できるの?」と、経営者の力量を慮るし(最近、小が大をのむ買収はやっぱり厳しいのではないか、という議論がブームです。日本では。個人的にはスローガンとしてなら華麗なる一族みたいで好きだけどね。)、規模が大きいと、なかなか買える相手も少なくなります。

100円のジャムパンを買える人は世の中に沢山いるけど、2,500万円のベントレーを買える人は少ないよね。たとえどちらも素晴らしいものだとしても、所得と比べて著しく高いものは買えないじゃない?でもベントレーが2,500万円のまま、世界の平均所得が10億円になったらベントレー買える人がとても多くなるじゃない?
規模が大きいと単純に買収抑止策にはなるんだよね。
「やみくもな規模拡大」みたいな、日本語に裏の意味として付随しがちな盲目的規模追求(利益をおろそかにする、とか)のことではありません。あくまでバランスよく、健全に規模を大きくしていくことは、まっとうな成長だと思います。

ホリエモンあたりが「時価総額経営」を謳ったので、最近は時価総額増大が一つのブームになっていましたが、別に時価総額だけを見ていればいいわけではなくて、バランスのよい発展が必要です。
株価を気にしておらず、株主とのコミュニケーションが、諸外国比で少なかった日本企業にはそういう視点を持ってもらうためのスローガンとしては良かったと思います。

ポイントとしては、株主重視というのも一つの学説に過ぎないということです。これは歴史の流れの中で適宜修正されていくことになると思います。企業は株主のことだけ考えていればいいという極端な捉え方をする人もいましたが、それはちょっと良くないと個人的には思います。

「取締役は株主のエージェンシーである」という有名な考え方も、ハーバード大の某教授が論文に書いた考え方の一つに過ぎません。アメリカのコーポレートガバナンスも株主総会の持つ力の弱さ(他国と比べて取締役会に権限を与えすぎ)など、問題点はたくさんあります。
アメリカで流行った学説だけを信じてもしょうがないと思います。世界の会社に対する考え方は様々です。

というわけで、がんばってRyuichi!くんの会社もでっかくすることを、是非目指して下さい。


ちなみに僕は学生の頃「なんで企業は成長しなくちゃいけないのさ」と疑問を持っていたことがあります。ひっそりと現状維持してはなぜいけないのかと。日本の多くの中小企業はなんやねん、と。
これはコーポレートファイナンスの学問的な回答としては、株主からの受託資金はそのリスクに見合ったハイリターンが求めらているという話から導き出されるんですけどね。
コーポレートファイナンスを知らないと、投資行動を体系立てて理論的に語れないし、投資家の考え方も理解できません。しかし、コーポレートファイナンスだけしか知らないと、経営の実践に向かない、金融の本来の感覚なしでは仕事にならない、といろいろ問題があると思います。

英国キーボード事情

2009.01.29 *Thu
お国が違えば、言葉も違う。通貨も違えば、キーボードも違う。兎角この世は面白い。
というわけで、イギリスのキーボードのお話です。
会社のパソコンのキーボードはイギリス向けなので、日本のキーボードとはちょっと違うのです。
(このブログは家から日本キーボード搭載のSONY VAIOで書いています。)

まずこちらでは、通貨記号が違うわけで
シフト+3 =£
で、ポンドの入力ができます。

ドルは、
シフト+4=$
です。
(日本と同じ)

ユーロもあります。
右オルト+4=€
です。
日本のPCでこのユーロがちゃんと表示されるでしょうか。
上記でお気付きの通り、オルトキーも右と左で違います。左はAltと書いてあり、日本と同じですが、右はAlt Grと書いてあり、Excelのショートカットには適用できません。

日本では半角/全角キーが1の左にあったと思いますが、こちらでは、
1の左のキー=`
シフト+1の左のキー=¬
右オルト+1の左のキー=¦
というキーがあります。
出てくる記号も何に使うのかまだ分かりません。

また、Zの左にもキーがあります。日本キーボードにはここには何もありません。
そのかわり、左シフトキーが大きいですよね。こちらは左シフトキーが小さいです。
Zの左キー=|
シフト+Zの左キー=\

となっています。
日本のPCで見ると「¥」は円マークが表示されていると思いますが、こちらのパソコンではバックスラッシュが表示されます。

いろいろ違いますなぁ。

英語が聞き取れるようになってきた

2009.01.29 *Thu
ヨーロッパは、ワークライフバランスを重視すると聞いていましたが、そんなことはありません。
週末に呼び出され、日曜は朝から電話がかかってくるし、月曜から徹夜だし、火曜も2-3時間しか寝る時間なかったし、と結構多忙になってきました。
仕事が充実している方が、心身ともにはつらつとして、明るく日々を過ごせる気がします。
自分でも気が付き始めたのですが、ワークホリックの気があるので、暇になってしまうと、気分も落ち込み、体調も悪くなります。
というわけで、最近は充実感溢れる日々を過ごしています。


さて、以前「イギリス英語は聞き取りにくい」という話を書きましたが訂正します。RPと言われるイギリスの標準発音(オックスブリッジとも言われる発音)は聞き取りやすいです。聞き取りにくかったのは、インド訛りや、オーストラリア訛りや、ヨーロッパ言語訛りの加わった英語でした。しかし、これもやはり一過性のものだったようで、最近は大分聞き取れるようになってきました。

RPはどうもイギリスではきちんとした教育を受けた証のような言語(というかアクセント)らしく、女王もこの言葉を話します。
日本の関西系某都銀では、昔は頭取になるためには共通語を話せるようになることが必須だった、と聞きましたが、そんなようなものなのではないでしょうか。
さしずめ、コックニーというロンドン下町訛りは、江戸っ子言葉のようなものなのでしょう。

ロンドンは本当に多民族、多国籍国家を感じさせます。
いろんな人種がいろんな言葉を話しながら共存する都市。

だから小さいことにはこだわらないし、懐が深い。

次は、発言できる英語のバリエーションを、増やしていくことが課題。
聞き取れたり、読めたりしても、能動的に使えていない英語表現が沢山あるので、表現が画一的になりがちなのです。もっといろいろなバリエーションの表現方法を学ばないと。

ボキャブラリーも足りません。
分からない単語は、手元の電子辞書かAlcのウェブで調べているのですが、AlcのSVLレベルでいうと11以上が結構知らない単語が多いのです。11と12の例は以下のような感じです。

・レベル11単語一覧の上から10個をピックアップすると以下。(すべてをみるにはここ
abbey
aberration
abet
abiding
ablaze
abrasive
abstinence
abyss
accomplice
accrue

・レベル12単語一覧の上から10個をピックアップすると以下。(すべてをみるにはここ
abate
abdicate
abdominal
abhor
abhorrent
abject
abominable
abreast
accede
accession

この12までを覚えると、英単語14,000語レベルになるそうです。14,000語レベルって相当なものだと思います。単語一覧を見るとレベル10も知らない単語が結構多いことに気が付きました。単語力を強化したいと思います。

労働組合とM&A/日本版シティーコード

2009.01.25 *Sun
海外にいるからこその距離感で日本のM&A動向を語れるというのはいいですね。

今回は、日本労働組合総連合会(いわゆる連合)さんのサイトにあった「投資ファンドと企業買収・M&Aの法的枠組み」という文章について、中立的にコメント。

投資ファンド(PEファンド)が企業買収をすると、人員削減によっててっとり早くリストラクチャリングを行うことが多く、それすなわち失業者が出るので、労働組合の抵抗に合うという話は以前からありました。

1987のマイケル・ダグラスの映画『ウォール街』でも出てきたとおり、強い労働組合を持っている企業は、大胆な企業改革に大きな抵抗が生じてしまうため、投資ファンドの対象となりにくい(投資ファンドにとってみれば強力な組合は厄介な存在)という事があります。
特にアメリカでは投資ファンドに多くの企業改革を行われ、多数の失業者を出した経緯から、大きな労働組合が投資ファンドに声高に「節度」的なものを求め、ロビー活動も展開しています。

そもそも、投資ファンドは、自明の通り、企業の持続可能な繁栄を祈る事が目的の非営利団体ではなく、利益とメンバーの収入がリンクした、非常にシビアな営利団体です。

というわけで、連合さんの文章の冒頭付近にある

『問題は、投資ファンド本来の存在意義を歪曲し、投資家への高配当のみを追求する一部投資ファンドが存在していることである。』

にはちょっと賛成できません。それは本来の存在意義です。
資金運用を投資家から一任されている投資ファンドは儲けなければ存在意義がないのです。
富裕層がやっている財団(ビルゲイツの財団みたいな)ではないのですから。

『人員削減や保有資産の売却などを通じた高額な配当を要求し、企業の成長力を削ぎ落とす。』

ここは、ちょっと連合さんの言いたいことも正しいかもしれません。企業の持続可能な発展体制を作れるのは、本来はその企業の人かもしれないし、積極的な設備投資が企業の発展には必要かもしれません。投資ファンドはキャッシュをできるだけ負債返済に使いたいですからね。

ただ、東ハト/ユニゾン・キャピタル案件など、と投資ファンドが入ったからこそ、有効な企業改革が出来た企業が沢山あることも事実です。
確かに投資ファンドはマネーゲームとも言われがちな、フィナンシャル・エンジニアリングによって、価値を高めようとしますが、冷静に財務的な知見をベースに、外部から来た新参者として、はじめて、しがらみに縛られず、有用な改革を実行できることもあります。

そこで、実はMBAで習っただけの経営スキルや、典型的コンサル的ロジックだけで、企業改革しようとする投資ファンドは、失敗してしまいます。優秀な経営陣は逃げ出し、社内のモラルは下がり、売上は落ち、企業はボロボロになっていく、、、ということが間々あります。

優秀な投資ファンドはやはり買収後の経営もうまく、ファンドの担当者のプロフェッショナルの人脈、ナレッジ・スキル、情熱を持って、人を惹き付け、企業を盛り上げ、有効な施策を打ち、成長の軌道に乗せていくことができます。
このあたりはファンドのグローバルネームだけではなく、日本であれば○○ファンドの△△さんは凄いよね、というように個人個人ベースの力による部分が大きいです。

『買収企業の経営者や関係者に対して買収金額を上回る金額で買い戻しを求め、極めて短期間で莫大な利ザヤを手に入れる。』

これはグリーンメーラーのことを言っているんですかね。まあ社内留保流出という点では、労働組合にも影響がありますね。

後半はお勉強資料なので特にコメントなし。
連合が、「日本版シティコードの導入を求める提案」をしたと聞いたので、提案書を探していたら、上記の文書を見つけたので、コメントしてみました。
そして肝心の提案書は見つからず。

ニュースによると、その「シティコード導入を求める提案」というのは、上述の投資ファンド規制の流れを組むもので、
投資ファンドの買収を規制したい→敵対的買収を規制したい→交渉過程・事業計画・労働者の処遇や、投資ファンドの財務状況を公開するようにしてほしい→労働者代表が意見表明する機会もつくりたい
という話のようです。それをしてどうすんの?という内容ばかりなのですが、M&A関係の説明がしょっちゅう間違っている日経新聞がネタ元ですので、本来の提案は違うのかもしれません。

しかし、日本のTOBルールはアメリカ型ですし、唐突に「シティコード導入!」というニュースを見ても、「so what」と思うだけです。もうちょっと投資に関する法整備全体の中に位置づけて議論しないと意味がなさそうです。
ニュースが断片的なので、「要は、ファンドに買われるのが嫌なのか」、と今の段階では読むくらいしかできません。

そういえば、金融商品取引法は、英国法のFSMA 2000(Financial Service and Market Act 2000、日本語では金融サービス市場法)の包括的規制を目標に作ろうとしていましたね。
成立前の仮称が投資サービス法だったことも思い出しました。

証取法の改正にあたって、金融庁もTOBにかかる透明性の確保は重要課題の一つと認識しています。公開買付者による情報開示としては公開買付届出書での記載、対象会社からの情報開示としての対象会社からの意見表明、そして対象会社から公開買付者への質問機会の付与等が整備されています。

買収の規制は、強くすると、適正な企業再編を阻むことにもなります。
もし、「割安な会社を買収して、改革して売却して儲ける」スタイルの投資ファンドや、「割安な会社の株を買って、経営陣に買い戻しを要求するグリーンメーラー(濫用的買収者)」が嫌なら、株価を割安にしないことです。
実務的には、どんな買収防衛策も弱点を含んでいます。最も効果的な買収防衛策は、規模拡大とバリュエーションの割高感です。
(たとえば本物の新品ロレックスが一つ100円で売っていたらとりあえず買いますよね?でもリンゴが5個で500,000円で売っていたら、買いませんよね?投資ファンドや上場企業による買収はこの割高/割安という指標に大きく影響を受けます。)
「この会社買って、本社ビル売って、保有現金を配当させて、明らかにあまってる人員リストラして・・・儲かる!」と投資銀行の一年生でも分かってしまうような、投資ファンドに取ってカモがネギをしょっているような経営をしていることが一番の弱点になります。(まぁあまり日本では投資ファンドが敵対的TOBを仕掛けることはありませんでしたが。)

と、買収されるのが嫌なら、頑張って働きましょう、というお話です。


これくらいの軽めのM&A関連法の話なら一般読者も読むことを祈って。。。


P.S.
FSAの試験は先週一回目で合格できました。

ジンジャービールが美味い

2009.01.25 *Sun
去年自分の中でヒットした飲み物は、新丸ビル地下1階のバルバラのジンジャーエール。
ジンジャー搾りたてのようなとっても濃いジンジャーエールがとても美味しい。目の覚めるような美味しさなのです。

そんな美味しいジンジャーエールを彷彿とさせる飲み物がイギリスでは良く売られています。

それがこれ、
P1000920_small.png
「ジンジャービール」

プレタ・マンジュでも缶入りのものを売っているし、上のビンの写真は近所の24時間やっているレストランでテイクアウェイしてきたもの。

明日早く起きたい日曜日の夜に飲むにはうってつけ。ノンアルコールす。そして味は日本で飲んだ美味しいジンジャーエールに似ています。これははまると思います。

新丸で衝撃を受けた帰りに丸の内のオアゾの裏のセブンイレブンで買ったカナダドライの比ではありません。ちなみにそのセブンイレブンの店員さんはカナダドライが大好きだそうで、毎日買っているそう。氷を入れたグラスで飲むと尚美味いよ、とアドバイスしてくれました。

しかしさきほど裏面を見たら、添加物が沢山。

ジンジャーも香料じゃないですか。うーむ。

深津絵里ロンドン公演

2009.01.25 *Sun
ロンドン中心部のBarbican Theatreで、深津絵里主演の公演があるらしい。
谷崎潤一郎の小説をモチーフにした「春琴(しゅんきん)」とのこと。

会社からも近いし、このまえ「ザ・マジックアワー」にDVD見たばかりだし、どうせなら見に行きたいなー。
チケットも10-40ポンドと安め。
ロンドンといえば、芝居かなー。


バービカンシアターの紹介ページ:http://www.barbican.org.uk/theatre/event-detail.asp?ID=8038

Yahooニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090125-00000032-sanspo-ent

英語の心構え

2009.01.25 *Sun
昨日、英語、ロシア語、日本語を流暢に話せて、その他の言語(ドイツ語とか)もそこそこ話せるマルチリンガルの人から聞いた話。本人いわく語学マニアだそうで。

・できるようになるに重要なのは自信
外国語だから最初からは流暢に話せないし、意志も伝わらない。それでもめげないで、自信を持ち続けて、話かけ続けることが重要

・人種差別のせいにしない
日本人にありがちなのは、言葉が通じないと人種差別のせいにしがちだとのこと(その人はロシア人なので別に気にしないらしい)。現代の大企業のプロフェショナルの間で人種差別が問題になることは少ない。それなのに、すぐに言葉が通じないことを人種差別を受けていると被害妄想に受け取ってしまう人がいると。夏目漱石もそんな感じだったのかなー。

ロシア人でたった4-5年で日本語がこんなに流暢に話せるなんて、ちょっと自分も頑張ろうと思った。

結婚

2009.01.25 *Sun
ロンドンではいろいろ身の回りのことを考えるいい機会かなと。
まぁ実際は走りながら考える方が有効な気もしますが、仕事や人生いろいろ棚卸するいい機会には他なりません。
さて、最近話題になる結婚の話。

最近まわりの友人・知人の結婚話をよく聞くのですが、26才~35才で友人・知人の6割が結婚するとして、同じ年だけで、200人は友人・知人がいるとしても毎月1人は結婚する計算になります。
実際は、先輩、後輩などいるので、もっと速いペースでまわりで結婚しているわけです。

そして、最近やたらと彼女と一緒に住んでいる友人が多いのですが、いつの間にか同棲って流行っているんですかね。

なんかMixiで人のプロポーズ話とか、彼女を親に紹介する話とか読むと、おーって感じですよね。先日も先輩が結婚したことをMixiの日記経由で知ったり、高校時代の友人が結婚・妊娠したことをブログで知ったり。芸能人みたいですね。

本屋でも「仕事はこうしろ」みたいな本はいっぱいあるのに「結婚はこうしろ」みたいな本はないですよね。みんな一生に一回くらいしかしないから、分からないんですかね。

とりあえず、まわりの既婚者による結婚アドバイス
・世界で一番と思える人がいい
・自分に足らない部分を持っている人がいい
・遅い方がいい
・早い方がいい
とかいろいろ。

と、とくにまとまっていないのですが、外出するので、ここまで。

英語レッスン開始

2009.01.23 *Fri
英語レッスンをロンドンでも始めるので、assessment meetingを受けてきました。
イギリス人の評価者に会社に来てもらい、一対一で面談。30分くらい雑談して、英語のレベルチェックと、重点的に練習していく箇所の確認をするためのミーティングです。

何でもいいから喋ってと言われて、自己紹介や仕事の話を何分かしてみました。
その後は二人で雑談。最後に、へんな質問がいくつか。「東京ってロンドンより南?」「ええ、南(South)ですよ。」なぜかニヤっとする評価者。

結果としては、「Your English is good. 結構喋れている。でも一番集中的にやるべきなのは、発音だね。」

「そう思います。特に、rとlの発音については、ちょっと問題があると思います。」

「フフン。」そう笑った彼の手元のノートには、すでに「r/l」との記載が。先ほどの雑談の時に手元のノートに書いていたのは、課題を書き出していたようです。
「日本人は沢山教えてきたけれど、日本人でこのrとlがきちんとできる人はほとんどいません。日本語にはない音だから、発音も聞き分けるのも苦手なんでしょう。」

そうなんですよねー。12月に日本での英語レッスンの最終日に受けたレベルチェックテストの結果でもまだ「r/l」って書かれていましたから。結構練習して、12月の上旬には上手くなったと言われていたのに、また舌が忘れ始めたのでしょうか。

「ちなみに君のlは一度も正しく発音されていません。」

「一度も?(never?)」

「一度も(never)」

「一度も。。。(never...)」

「ええ、一度も。(Yes, never)」

rの練習ばかりしすぎて、lもrになってしまったようです。しかしこのneverというときの先生の表情が非常にいい。分かりやすく、にくたらしい感じで、好感がもてます。

「あと、thとsの音も自分では課題だと思っています。」

「フフン。」そう笑った彼の手元のノートには、すでに「th」との記載が。先ほど私に言わせた「South」で確かめていたようです。雑談の中で気になっていたんでしょう。
この破裂音の「ス」も日本人は共通して苦手。

「あとの課題は前置詞だね。」
そう。結構しゃべり言葉だとこの前置詞を取り違えてしまいます。

「あとは複数形かな。」
そう。これもしゃべり言葉だと取り違えてしまうのです。一般的な話をしているときにsを付けたり、付けなかったり。

「あと、日本人は非常に冠詞が苦手だけど、君はよく出来ている。」
おお。素晴らしい。そう、このaとtheの使い分けは、日本語でいうと「が、は、を、に」(「てにをは」ですね。でも「て」って何?あ、これか!)に相当するレベルの微妙な使い分けが必要らしいのです。
私も2006年頃はまったく駄目でしたが、二人のカナダ人にしつこく指摘され続け、今ではなんとか意識できるようになりました。

「まぁ、日本語と英語はとても遠いからね。学ぶのが大変なんだよ。しかも日本の教育システムは書くことと読むことに重点がおかれているんだろう?なかなかリスニングやスピーキングができるようになるのは大変なんだよ。」

「きみも、読み書きは話すことよりうまくできるんだろう?私もそういう日本人をたくさん見てきた。書く英語のレベルと話す英語のレベルが随分違うんだ。」

「幸いなことに、英語はグローバルな共通語だ。我々イギリス人は外国語を勉強する必要がない。世界中どこに行ってもわれわれの言葉をしゃべる人がいるからね。」

「だからイギリス人は、外国語を勉強するのが苦手なのだ。フランス語の勉強をしてもなかなかうまくならない。」

「日本語が世界の共通語なら、きみもこんなに苦労しなくて済んだのだけれどね。」


決めました。
3ヵ月以内にrとlの発音がちゃんとできるようになる。
1年以内には、なんとなくイギリス英語をしゃべるようになる。

目標です。


『成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである(Success is the ability to go from one failure to another with no loss of enthusiasm.)』
by ウィンストン・チャーチル元首相

外国人が「日本に長く居すぎたなぁ」と思うとき。

2009.01.23 *Fri
自分が体験していることの逆の話。職業柄、日本で生活している欧米の方々が身近に沢山います。
在住者は妙にジャパナイズしている人も多く、毎週温泉に行っている人もいるし、日本のゲームにやたらはまっている人、日本食が作れるようになった人もいます。

そしてまた面白いサイトを発見。「外国人が、日本に長く居すぎた、と実感するとき」
海外在住日本人としては、「そうそう外国ってそうだよね」とたくさん同意できるはず。

--------------------
外国人が…
日本に長く居すぎた…と実感するとき

1.山手線のホームで人波を左右に押し分けながらかいくぐり、電車に飛び乗り、ドアが閉まらないように手で押さえ、その間にかばんを電車に引っ張りこむ。その理由が、少なくともあと2分は電車が来ないためだとわかっているとき
(外国では1時間にたった1本の電車が平気で遅れてくる。ひどいときは数日遅れる。)

2.ビルディングのような単語がいったい何音節あるかと思い悩むとき
(英語ではBuildingが「Build+ing」の2音節であるのに対して、日本語は「ビ・ル・ディ・ン・グ」の5音節であることから)

3.自動販売機で、何のためらいもなく紙幣を入れるとき
(海外の自動販売機はお釣りがきっちり出てくる可能性は10分の1以下で、壊れている可能性は何十倍もあることから勇気がいる)

4.外国人が電車に乗っているのを見て、「わおっ、ガイジンがいるっ」と思うとき

5.初めてのスキーで、新品のロシニョールの高性能なスキー板を持ち、エアロダイナミックスなスキーウェアとそれに色のマッチしたゴーグルを装着して登場し、雪かきをしながら転げ落ちていくとき

6.選挙車のスピーカーから騒音・爆音をたれ流されても、「ショーガナイ」と思うとき
(欧米ではあれほどの騒音は違法なところが大半)

7.テレビ番組で一番いいのはコマーシャルだなと思うとき

8.抹茶アイスも悪くないなと思うようになったとき

9.信号の色のことで青か緑か揉めはじめ、あれは青だと思い始めるとき
(日本人は青と緑の区別がつかないと思っている人もいる)

10.写真撮影のときにピースサインをしてるとき
(日本人だけが老若男女でやけに好むポーズ)

11.ガソリンスタンドで車から降りもせず、集団で押し寄せてくる店員がフロントガラスを拭いているのを、当然のことのようにただ待っているとき

12.自分の国に帰ってから、みんなと飲みに行って、全員のビールを注ぎ始めるとき
(ビールを注いであげるなんてことはない)

13.家が10平方メートルでも広いと思うとき
(ほっとけ)

14.会社の窓の外の景色が「一面コンクリートだらけ!」の代わりに、「意外と緑もある」とか思いはじめるとき

15.鳥は なく "cry"ものだと思うとき
(英語では鳥は うたう "sing")

16.電話中にお辞儀している自分に気付くとき

17.自分の国に帰って、喫茶店で「アメリカン・コーヒー」を注文してしまうとき

18.母国の両親と電話中に父親に「どうしてぶつぶつと文句でこちらの話しをさえぎるのかね」と言われるとき
(日本人は相手の話しが終る前に話し始めることで有名)

19.母親と電話でしゃべっていると、「ゲンキってどういう意味?」と聞かれるとき
(電話でゲンキと返事する癖がついてしまっている)

20.トラックがバックするときに、童謡を流していてもおかしいと思わないとき

21.ビアガーデンが屋上にあっても不思議に思わなくなるとき
(海外ではガーデンと呼ぶくらいなので本当の庭でやります)

22.バドワイザーを飲んでいると外国人受けがいいんじゃないかと思うとき
(外国のビールも飲んでるよーと嬉しそうに強調しにくる日本人が多いらしい)

23.英文学専攻がバカ女を形容するときのオブラートに包んだ言い方だと思うとき
(英文学というと欧米ではシェークスピアなどの古典にも強く才女のイメージであるが、こちらで英文学科というとシェークスピアの一節も言える女が居ないらしい)

24.納豆の美しい食べ方をマスターしたとき

25.缶コーヒーがおいしいと思い始めるとき

26.車の最初のオプションがTVセットでも不思議に思わないとき

27.夏に半そでを着始める日付が決まってると思うとき

28.赤の反対は白なんだと思うとき

29.高級なウィスキーのボトルを安っぽいバーテンダー相手にキープして帰っても心配しなくなるとき

30.デザートだのフルーツだの独創的過ぎるものが、ランチのサンドイッチに入っていても別段驚かないとき

31.大事な年を平成や昭和の年号で覚え始めるとき

32.握手とお辞儀を同時にする芸術をマスターしたとき

33.人の家の玄関に頭だけ入れて留守かどうか確かめても大丈夫だと思うとき

34.医者から処方箋をもらうとき「これが白い錠剤、こちらが青い錠剤、これはピンクの粉末剤」と言う説明でもなんら不満に思わないとき

35.バーモントカレーという存在のコンセプトに疑問を抱かなくなったとき

36.どうでもよい商品に4重の包装紙が当たり前だと思うようになったとき

37.電車の同じ車両に外人数人で乗車すると調和がくずれるために落ち着かない気分になるとき

38.外国人の友人に必ず「日本滞在年数」を尋ねて種類分けし始めるとき

39.田んぼに囲まれた全く何もないとてつもないへんぴな場所で、飲み物の自販機を見つけても驚かず、電源がどこからきているのかも不思議に思わず、そのぽつんとした自販機がコーラを買ったあとにお礼を言ってくれることにも何も思わなくなったとき
(海外で人気のない場所の自販機は盗難にあって当然)

40.米の銘柄によって味が違うとか思い始めるとき

41.JRやタクシー会社に27本ほど寄付したあとでも、まだ玄関には透明傘が溢れかえってるとき

42.同方向に走る2車線道路では、左側は駐車場だと思うとき

43.ジューシーな最高の豚カツに一番合うのは、味もない千切りになった生のキャベツの山だと思い始めるとき

44.10月に半そでを着ている外人に向かって「寒くないの?」と聞き始めるとき

45.「ノー」を伝えるとき、鼻の上で手を左右に振るとき

46.店でクリスマスソングを聞いてもセンチメンタルな気分にならないとき

47.趣味は「ドライブ」と言い始めるとき

48.濡れた傘には店の入り口で配布しているコンドームが必要だと思うとき

49.12月の日曜日は全て忘年会の二日酔いの回復のために用意されていると思うとき

50.クリスマスイブにケーキを買い始めるようになったとき
(欧米ではケーキではなくクリスマス・プディングが主流)

51.吐くまで飲むのを楽しむとき

52.胸の谷間を見て、うわっとか思うとき

53.お昼の弁当は昨日の残りで、器がハローキティでも普通と思うとき

54.ビール1缶の値段が1ケースの値段と同じことがあっても不思議に思わないとき
(初めて知らない飲み屋に行くとショックを受けるのだと思われます)

55.一つの会話につき3回ずつ謝罪している自分に気付くとき

56.どんな小さな行為でも「がんばる」とか言い出すとき

57.片手チョップスタイルと連続お辞儀が混雑を通り抜ける手段だと思い始めるとき

58.買い物している間の30分間、車のエンジンをつけっぱなしにし始めるとき

59.外人の知り合いにまで血液型を聞き出すとき

60.「英語」と「英会話」の細かい差を見出すとき

61.自国に帰ったときにタクシーのドアが開くまで待ってしまうとき

62.阪神タイガースの試合チケットを買って六甲おろしの練習をするとき

63.外人だけが集まるパーティで、誰かが乾杯を言うのを待ってしまうとき

64.本屋に雑誌を読むために行き、読むだけ読んだら棚に戻しても疑問に思わないとき
(海外の本屋は買うところで、立ち読みし放題ということがないのが普通)

65.1個だけの袋詰めされたジャガイモを買い始めたとき

66.旅行のスーツケースの半分をお土産のスペースに使い始めるとき

67.外人がいっぱいのバーに行って危険を感じるとき

68.単語にアンダーラインを引くのに定規を出すとき

69.日本の何もかもがノーマルに思えるとき

Will's Home page:You've Been In Japan Too Long When...
ThinRope.net:You know you've been in Japan too long when...
gadling.com: 33 Reasons Why You've Been in Japan Too Long
より抜粋、意訳、改変、その他記憶より
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引用元:
http://labaq.com/archives/50779932.html

ビル・ゲイツのスピーチ「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」

2009.01.23 *Fri
あるサイトで、ビルゲイツが高校生に語ったスピーチの話が載っていました。
面白かったので転載。
自由資本主義で戦うためにとても面白い反面、アメリカの精神の習熟度もわかります。(6とか)

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1. 人生は公平ではない。それに慣れよ。

2. 世界は君の自尊心を気にかけてはくれない。君の気分に関係なく世界は君が仕事を終わらせることを期待している。

3. 高校を出てすぐ6万ドルの年収を稼ぎはしない。携帯電話(当時は高かった)を持った副社長にもならない。自分で両方を稼ぎ出すまでは。

4. 先生が厳しすぎると思うなら、上司を持ってみろ。

5. ハンバーガーを引っくり返すということは沽券(こけん)にかかわることではない。君たちの祖父母はハンバーガーを引っくり返すことを別の表現を使った。それはチャンスと呼ばれた。

6. 君が失敗したらそれは両親のせいではない。文句を言わずに学べ。

7. 君らが生まれる前は、君らの両親は今のように退屈な人たちではなかった。そんな風になったのは、君らのために支払いをし、服を洗い、君らがどんなにいけてるか、という自慢を聞いているうちにそうなったのだ。親の時代から生存する寄生虫から森を守る前に、自分の洋服ダンスのダニ駆除から始めよう。

8. 学校は勝者・敗者を決めなくなったかもしれないが、人生は違う。学校によっては君が落ちこぼれないようにしてくれたり、正しい答えが導き出せるまで、何度でも機会をくれる。実際の人生とは全く似ても似つかない。

9. 人生は学期ごとに分けられていない。夏休みは無いし、ほとんどの雇用主は君が自分を見出すことに興味を持たない。それは自分の時間にやれ。

10. テレビは本当の人生ではない。 現実では、人は喫茶店にいつまでもいられるわけはなく、仕事に行かなくてはいけないのだ。

11/ オタクには親切にしよう。彼らの下で働く可能性が高い。
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元ネタ: http://labaq.com/archives/51032297.html

オバマ大統領

2009.01.22 *Thu
先日の初の黒人米国大統領就任という歴史的な日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は「あー、今頃、朝の恒例のミサのころかー」とか、思いだして、米国時間の朝からそわそわしておりました。

就任演説の模様は職場のBloombergで映像だけ見ていたのですが、あとでスクリプトに起こされた演説文を読みました。

ここに日本語訳もありますので、ご覧になっていない方はどうぞ。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/fe_090121_01_01.htm

率直な感想。
『うわー。うざい。。。』

ほんと米国って若い国ですね。いまだに独立宣言頼みで、団結を呼びかけないと脆くも崩れ去ってしまう危うい国家だという印象を受けました。

ある意味、米国は北朝鮮以上の集団国家。歴史がなく、拠り所と帰属意識が希薄なため、みんなで星条旗を振って国家を歌って、みんなで「俺達、アメリカ」を体現していかないと、アイデンティティがキープできないんだろうなー。

この演説には辟易とさせられました。

CNNのサイトや、New York Timesのサイトでは、映像も見られるようなので、ご興味があればどうぞ。こっちのページでは、過去の全大統領のスピーチが見られるようです。もの好きな方はどうぞ。

英語について

2009.01.18 *Sun
たぶん英語の話題については、今後もたびたび書いていくことになると思っておりますが、まだ考えもまとまっていませんが、書いておきたいと思います。

まず、感じたことから。

・イギリス英語は聞き取りにくい
日本にいたときに習っていたのはカナダ人の先生。少しゆっくり、はっきり喋ってくれていたと思うので、ほぼ聞き取れていました。リスニングはなんとかなるだろうと小さな自信を持って来ていたのですが、こちらに人が話し掛けてくる時(特に興奮して早口のとき)、「え?何て言った?」という感じでキョトンとしてしまうことがあります。
ただし、これは慣れの問題なのではないかと想定しています。
去年の9月にイギリスに来たときも、この問題はありました。しかしその時は一人と10時間くらい話すと、発音に慣れて聞き取れるようになってくるものです。ただ、今は一人とそんなにゆっくり長く話をする時間がないので、各人のアクセントに慣れておりません。
ただ、BBC並みにもともと聞き取りやすい英語を話してくれる人もいます。そういう人は楽。
あと、使う言葉が結構違う気がするので、それもキョトンとする原因の気がしています。

・いろんな英語がある
コックニー英語(下町英語)があるという話は聞いていましたが、今のところオフィスで「あ、これがコックニー英語か」という体験はしていません。それより、世界中のなまりの英語があることに気が付きます。イギリスで育った人はケンブリッジかオックスフォードの人が大半なので、オックスブリッジ英語なのかもしれないし、ヨーロッパの各言語の特徴を濃く残す英語をしゃべる人もとても多いです。たぶん母国語は英語ではないのでしょう。オーストラリア訛りの人もいるし、インド訛りの人もいます。これだけの人がいれば日本訛りの英語もそんなに特異ではないんじゃないか、と思うことにしています。
ただ、やはり「アメリカの英語だね」「アメリカの発音だね」と言われることもたびたびあるので、アクセントはバラバラでもイギリス系の英語なんだろうなーと漠然と思っています。

・英国英語
上にも少し書きましたが、使う単語がやや違います。発音もやや違います。
発音が違うと、現在のところ文章全体が聞き取れているわけではないので、単語も意味がわからなくなります。
イギリスの単語は、アメリカの単語の作られ方より、シンプルさがありません。
一つ一つ語源にウンチクがあるような単語が多いです。
たとえば、国債の名前も、アメリカであればトレジャリー(財務省)のボンド(長期債)、ノート(中期債)、ビル(短期債)と分かりやすいですが、最初に「Gilts」という英国国債を表す言葉を見た時は、意味が分かりませんでした。イギリス的な単語はこの「見ればわかる」という人工的な単語が少ない(というか、たぶんアメリカが多いのだと思う)気がします。
Giltsというのは、Gilt-edged bondの略で、金色で縁取られた債券のこと。つまり英国債が金色の縁取りをしてあったことからのネーミングなわけですね。こんなのばっかり。
(正確を期すために追記しておくと、英国も3か月物と半年物のTresury billという割引国債(財務省証券)が発行されている、はず。詳しくないです。)
(日本国債なんて、英語名は翻訳にすぎないので、Japanese Government Bond、と極めて分かりやすい)

・改めて、雑談が難しい
良く言うように、仕事で使う英語はなんとかなるものです。『今回、財務計画を見直しましたが、これでは当初の買収資金調達計画の実現は無茶です。そもそもEBITDA倍率が高くなりすぎて、負債の額を減らさざるを得ないですし、利益の周期性の振れ幅が大きくなってしまったので、財務制限条項に抵触する恐れが高すぎます。また設備投資の時期を集中させてしまうことも好ましくありません。』みたいな英語はなんとかなります。論理的にファクトだけを話していけば、とりあえず伝わる。
しかし、パブでの会話は困ります。フットボールの話になると基礎知識がないし(これは知識のせい)、ファジーな感情表現ができないし(これは英語力のせい)、気の利いた一言がいえません(ボキャブラリーのせい)。フレンドリーな環境で楽しく話すことはできたとしても、仕事でピリピリした雰囲気の環境で、ウィットに富んだ会話を使って頑固な相手の心を変えさせる、なんていう日本語ではすんなりできることもこちらでは、かなり厳しいものがあります。

・英語力より、何を話すかが大事
一番感じるのは、英語のうまい下手ではありません、中身の重要性です。話している内容こそが発言のメインディッシュ。少しくらい変なアクセントでも、言っている内容にみんなが興味を持てばある意味OK。逆に英語はできても、内容がなければ意味がない。

・有効だと思われるテクニック
雑談でよく分からない話に入り込まれると、面倒なので、こちらから話し出す、というテクニックは使えると思います。日本人の美点である謙虚の精神、譲り合いの精神は彼方へと押しやることが大事です。遠慮という心構えも一旦意識的に消し去ります。そして、自分から自分のしゃべりたいことを延々と話します。自分の興味のあることであれば、だいたい何を言っているか分かるし、聞くより話す方が楽ですよね。
あと、初対面の人10人が集まって自己紹介を始めたら、9人が仲良くなった後に、たどたどしい英語で輪に入っていくのは厳しいものがあるので、自分から「ナイストゥーミーチュー」と握手しまくることが肝要だと思います。どうせ皆だれかとしゃべりたいのだから、自分から話しまくって輪の真ん中を作り出した方が英語力を考えたときは楽。
知的でクールなキャラは、弁が立ってこそでもあるので、ファニーで楽しいキャラか、すげーいい人キャラがいいと思います。


最後に、昔、私の英語苦手意識をいとも簡単に消し飛ばしてくれた言葉。

『世界の標準語は、英語ではない。世界の標準語は、ブロークンイングリッシュだ!』


絶妙の極み。二次会用。

2009.01.18 *Sun
DJ OZMAのDRINKIN' BOYSのプロモーションビデオ考えた人天才だと思う。。。
絶妙。
この仕事の細かさに、才能とセンスとパッションを感じる。

http://jp.youtube.com/watch?v=hySoCSoH-g8

是非、結婚式の二次会で誰かにやって頂きたい。

いや、誰かの結婚式の二次会でやりたい!

やっぱこれを受け入れてくれるのは商社かなー。


イギリス人と仲良くなる

2009.01.15 *Thu
イギリス人と仲良くなるのは、難しい、とよく言われる。

北米の「ヘーイ、マイフレンドー!」という文化ではなく、もっと日本人に近い性格な気がする。
アメリカ人のような表面的なフレンドリーさがないのである。

「しばらく待って、仲良くなれそうだったら仲間に入れてみよう」
という性格のようである。

この点、インド系の人の方がフレンドリーだし、中国系の方がすぐ仲間に入れてくれる。
アジア系はやはり仲良くなりやすい。

いやいや欧州も、というとイタリア人とかフランス人は陽気な方な気がする。
フランス人の底意地悪い冗談も結構好き。

さて、広島に住んでいるイギリスご出身の方の文章を見つけた。とても面白いのでご紹介。

それによると、『日本人は全般的にイギリス人と色々な面で似ている』とのことで、さらに『広島県民が特にイギリス人に近いところがあるのが明らか』なのだそうだ。

その似ているというのは『正直に言えば、広島の人が何だか馴染みにくいというような気がする』という性格のことだそうで、この性格は『多くのイギリス人の性格に近い』らしい。
なるほど。やはりイギリスの方もそう思うわけか。

ちなみに、この性格は『自尊心』の高さからくるものなんだそうだ。
自尊心にはもう一つ特徴があって、『多くのイギリス人は出身地を愛し、その出身地にプライドを持つ』とのことで、イギリス全体と同じように出身地に自尊心を持つとのこと。広島も土着愛が強いのかな。

昔、NOと言える日本人であるわたくしは、以前イギリスの語学学校に「ひょっとしたらイギリスの性格なのかもしれないが、先生が熱心に感じられない。やる気がないんですか。」と、イギリス人の教務主任みたいな先生に言ってみたところ、「いやー、私たちは北米の人たちとは違うから。。。性格です。。。みんな熱心にやっています」とのことだった。
結局、仲良くなると、すごく仲良くなれるのもイギリス人の特徴で、その後先生方には非常にお世話になった。感謝感謝。
イギリス人に慣れたのはこのときでした。

仲良くなるには、とにかく沢山しゃべるに尽きると思われる。

為替、トヨタ、DJ OZMA等、今日の雑感

2009.01.15 *Thu
①為替
過去30年分のポンド/円のデータをマーケットの友人に送ってもらった。
過去30年のポンドの最安値が1ポンド=129円くらい。
ついに、並んだ。
ひとつの底ではあると思うんだけど、突き抜けてもっと下がりそう。
ユーロと1:1になるんじゃないかなー。
ちなみにユーロの過去最安値は89円くらいのはず。そこまで一緒に引きずられるのかなー。

②中国
いよいよ、中国のGDPがドイツを抜いて3位に。すぐに日本を抜いて2位になるはず。
ちなみに今は、
1位: アメリカ 1,400兆円
2位: 日本 440兆円
3位: 中国 340兆円
4位: ドイツ 330兆円
5位: イギリス 290兆円
くらい。

③トヨタ
トヨタの部長、役員2,500人が、会社救済のため自主的にトヨタ車を購入するという。
さすが。。。これがトヨタの強さだなー。

④原油価格
WTIも今日バレルあたり35ドル近くまで急落。これは反転するだろうから、買ってもいいと思う。ただ、もう100ドルは当分ないと思う。

⑤Ravex
RavexのI RAVE U feat. DJ OZMAが今日ずっと頭の中で流れてたなー・・・。

⑥イギリスインターネット事情
今日、大臣が全家庭ブロードバンド化を約束するという報道があった。
2012年までにブロードバンドを望む国内全家庭に最低2Mbpsのラインを引くらしい。

⑦スティーブ・ジョブズ
Appleのジョブズの体調がかなり悪いらしい。
Mac Worldも休むんでしょ。
昔もガンでかなり危ういことになっていたと思うので、心配です。
そういえば、心臓が悪いと言っていた、天皇は大丈夫なのかな?



大英博物館がやばすぎる

2009.01.14 *Wed
先日、友達と待ち合わせをしようとしたら、なぜか大英博物館にいるから来いとのこと。

そういえば、以前来たときはミイラコーナー見れなかったんだよなぁーと思い、ちょっとミイラコーナーに立ち寄ってから行こうとすると、、、
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やばい。
なんで、こんなのがここにあるのか。。。

去年も1Fのエジプトコーナーで、良くこんなのを持って帰ってきたなー!と大感動しておりましたが、このミイラコーナーも感動。

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このミイラなんて、手の形が分かる。。。
息が詰まるような感動。

おかげで友達は「いつまで待っても来ない」と博物館中を捜索してくれました。

「日本人なら3Fの日本コーナーも見てきたら?」と言われ、日本コーナーも見てきました。

ここでまたやばいもの発見。

P1000819_small.png
こっ、これはかの有名な、葛飾北斎の冨嶽三十六景!
しかも一番有名な、神奈川沖浪裏ではないですか。

こんなところにあったとは。。。

しかも周りを見ると、浮世絵が沢山。。。素晴らしい。。。

P1000822_small.png
P1000820_small.png

最初は冨嶽三十六景がすべてあるのかと思ったら、どうも富士山が書かれていないので、違う模様。

この冨嶽三十六景のサイトを見ていたら、江戸時代の日本に旅行したくなりました。
こんな景色が見てみたいです。

感動は最大の御馳走、と言いますので、もうちょっとイギリスの美術館や博物館を探究してみたいと思います。

小説の内容を追体験しました

2009.01.12 *Mon
黒木亮の名作「巨大投資銀行(バルジブラケット)」にこんなシーンがある。

日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した主人公・桂木英一。
初日、ニューヨークのオフィスに出社した桂木は、まず人事部の黒人女性スタッフに会社の制度を紹介される。
その最中に、「俺はなにをやっているんだろう。目の前で人事システムを紹介しているのは黒人の女性。果たして、これは現実なのだろうか。夢を見ているような気持ちになった」というような感情を表現するシーン。

今日、正にこれを体験してきました。

2005年か2006年にあの小説を初めて読んだとき、「自分もこんな日が来るのかなぁ」と漠然と思ったけど、思ったより早く、本日実現しました。

人生いろいろあるよねー。

投資銀行の歴史

2009.01.11 *Sun
やはり、投資銀行の話は書きたくなるもので、これからちょっとずつ書いていこうと思う。
まずは投資銀行の歴史から。

どうもWikipediaの投資銀行の説明は大学生が書いたような中途半端な書き方である。

さて、投資銀行の起源はイギリスのマーチャントバンクであると言って良いと思う。
マーチャントバンクの源流をたどると、1700年代にヨーロッパ各地で活躍し、イギリスに渡ってきた商人達に行きつく。1700年代後半にドイツやオランダから渡ってきた彼らが国際金融の知識を活かして、マーチャントバンクを作っていった。

たとえば、
・ウォーバーグ家とシュローダー家は、ドイツのハンブルクから。
・ロスチャイルド家は、ドイツのフランクフルトから。
・ベアリング家は、ドイツのブレーメンから。
・また、アメリカからモルガン家の本家もやってきている。

彼らは、現在の日本の商社のように、様々な商品の貿易を行っており、それがやがて、貿易に附随した為替などから金融業務を行うことになる。
おりしもイギリスの植民地政策の振興や、ナポレオン戦争での各国への資金調達、戦後の復興資金調達などの好機を活かし、国際ネットワークを広げ、莫大な利益をあげるようになる。
大陸諸国の人々が、復興資金を得るために、イギリスの金融街シティーに集まるようになる。
そして、イギリスのポンドが世界の基軸通貨となったのもこの頃。

初期の五大マーチャントバンクは以下の通りである。
・ベアリング
・ロスチャイルド
・シュローダー
・ハンブロス
・ラザード
このころの最大手はベアリングである。女王陛下の銀行と言われた名門だったが、1995年にたった一人のトレーダーの不正取引のせいで多額の損失を出し、INGに買収されてしまったのは記憶に新しい。

マーチャントバンクは、その国際ネットワーク(人脈)と、知恵を使って、アドバイザリー業務や債券発行、融資などを、各国の政府や大企業、裕福な個人に対して行っていた。
彼らは自らを「バンカー」「マーチャント」と呼んでおり、ロードやサーと言われる上流階級の人々で、少数精鋭のエリート組織であった。バンカーの社会的地位の高い時代であり、各国の産業を資本家として動かしていた。バンカーは教養や信頼を重視し、顧客との食事の間は、政治、馬、バラなどの話をしていたという。オフィスは英国調の非常に上品なものであり、マホガニーのデスクに、革張りのイス、デスクの上のバンカーズ・ランプ(この緑色が特徴)といったものが置かれていた。

1970年代というマーチャントバンク後期に入ると、
・S.G.ウォーバーグ
・J.H.シュローダー
・ベアリング・ブラザーズ
・モルガン・グレンフェル
・ハンブロス
・N.M.ロスチャイルド
・ラザード・ブラザーズ
・サミュエル・モンタギュ
・クラインオート・ベンソン
・ヒル・サミュエル
などがロンドンで活躍していた。
この頃の最大手は、S.G.ウォーバーグである。S.G.ウォーバーグは、マーチャント・バンクの中では最も若い部類に入るが、最もアグレッシブなことで有名であり、他のマーチャント・バンクが衰退していくなか、英国系で唯一生き残る銀行と言われ、圧倒的な力を持っていた。

第二次世界大戦後、世界の基軸通貨はアメリカ・ドルに移っていたが、アメリカが大量に発行したドルのせいで、米国外にドルの市場ができた。それがユーロ・ドル市場である。S.G.ウォーバーグの創始者である、サー・シーグモンド・ジョージ・ウォーバーグは、これに目をつけ、ユーロ債券市場をロンドンに作り上げることに貢献し、ユーロボンド市場の父と呼ばれるようになる。
そして、日本の日露戦争の戦費調達にも協力するようになり、『英国の国策マーチャント・バンクとして、国と国の関係を考えながら、取引をしている金融機関で、日本の政財界との関係はさらに深まってきている。この点、商業主義を追う米国の金融機関と違う』と評価され、彼は日本の勲一等瑞宝章を受賞することになる。最後の名門マーチャント・バンクである。白洲次郎もまたシーグモンド・ウォーバーグと懇意であり、白洲はS.G.ウォーバーグの顧問となった。これが、日本のS.G.ウォーバーグのオフィス(現在のUBS)のレセプションに白洲次郎の肖像画が飾られているゆえんである。
ちなみにその肖像画は、白洲次郎が晩年にイギリスを訪れた際、義理の息子が撮った旧友ロビン・ビングとの写真を元に描いたものである。

やがて、イギリスに金融ビッグバンが起こる。
このころ、金融工学を駆使した新しいビジネスモデルを取り入れ、トレーディングに長けた米国流のインベストメント・バンクが台頭してくる。

1980年代から1990年代には、ロンドンのマーチャント・バンクが押され、ヨーロッパ大陸系のユニバーサル・バンク(商業銀行)に買収されるようになった。

・ドイツ銀行 → モルガン・グレンフェルを買収
・ドレスナー銀行 → クラインウォート・ベンソンを買収
・ナショナル・ウェストミンスター → カウンティーを買収
・ING → ベアリングを買収
・SBC(現UBS) → S.G.ウォーバーグを買収

ユニバーサルバンクが買収したマーチャントバンクが、現在の各社の投資銀行部門の母体となったことが多い。

アメリカでは、伝統的なマーチャントバンクから、トレーディング、モーゲージ、デリバティブ、証券化、とバランスシートを大きく使ったビジネスも行うようになり、1980年代にインベストメント・バンクが発達。最強の投資銀行と言われたソロモン・ブラザーズや、ファースト・ボストン、モルガン・スタンレーなどが活躍した。

そして、アメリカでも金融自由化や、各種の不正取引によって、銀行の統廃合が進んだ。
・トラベラーズ → スミス・バーニーを買収
・トラベラーズ → ソロモン・ブラザーズを買収 (スミス・バーニーと合併して、ソロモン・スミス・バーニーになる。)
・ケミカル銀行 → マニュファクチャラーズ・ハノーバー銀行を買収
・ケミカル銀行 → チェース・マンハッタン銀行を買収 (チェースの名前は名門であったため、社名をチェース・マンハッタンに変更)
・チェース・マンハッタン銀行 → JPモルガン銀行を買収 (JPモルガンの名前が名門であったため、社名をJPモルガン・チェースに変更)
・ディーン・ウィッター・ディスカバー → モルガン・スタンレーを買収 (モルガン・スタンレーの名前が名門であったため、社名をモルガン・スタンレー・ディーン・ウィッターに変更)
つまり、JPモルガンもモルガン・スタンレーも実は、過去に買収された会社なのである。

また外国銀行も、積極的に米国の金融機関を買収した。
・クレディ・スイス → ファースト・ボストンを買収
・クレディ・スイス → ドナルドソン・ラフキン&ジェンレットを買収
・ドイツ銀行 → バンカーズ・トラストを買収
・ドレスナー銀行 → ワッサースタイン・ペレラを買収
・UBS → ペインウェバーを買収

米国のインベストメント・バンクはやがて、黄金期を迎える。
1930年代の銀証分離は有名だが、1999年に実は銀証分離は撤廃されている。しかし、銀行形態にならなければ、自己資本規制の対象にもならないため、彼らは非常に高いレバレッジをかけて、自己資本を薄くした。これがサブプライム問題によるクレジットクランチ直前のゴールドマン・サックスや、モルガン・スタンレーの姿である。彼らは伝統的投資銀行業務よりも、自分のバランスシートを使って、投資をするビジネスにウマ味を見つけ出し、メインのビジネスへと育てていった。企業買収や不動産も買収していった。
ちなみに、これは「顧客との利益相反」という問題を引き起こした。たとえば、ある企業買収の入札があったとする。ゴールドマンの投資銀行部門が顧客のアドバイザーとして入札に関わる一方で、ゴールドマンの投資部門は自分達で入札に参加した。顧客は、情報が交換されているのではないかと気が気でない。自己勘定の方が儲かることが多い。この問題は結構有名で、投資銀行ビジネスだけに特化して、自己勘定投資を行わないことを是とする投資銀行も出てきた(UBSなど)。
ちなみに、今アメリカでは、企業の需要に対してバンカーが不足して困っているのだという。これも自己勘定投資に偏った結果なのかもしれない。

そして、ご存じの通り、証券化ビジネスとサブプライム。
一転、米国金融機関は苦境の時代へ。

彼らは米国内のサブプライム(貧困層)にお金を貸し、住宅を買わせ、貸したお金は証券化して世界中の投資家に売りまくった。しかし、焦げ付きが多数発生、格付けは一気に下落し、投資家は資産の劣化により資金調達に行き詰まり、資金の出し手(サブプライムローンの売り手でもある)は、担保権を行使するに至り、売ったはずのサブプライムローンが返ってきて、さらに資産価値は劣化し続け、自らの資金調達もできなくなり、、、

そして、
・ベア・スターンズが破たん → JPモルガンに救済される
・リーマン・ブラザーズが破たん → チャプター11申請
・メリルリンチが破たん → バンク・オブ・アメリカに救済される
と、大手投資銀行が破たん。

ひとまず破たんしなかった大手投資銀行も、
・モルガン・スタンレー → 銀行持ち株会社へ移行
・ゴールドマン・サックス → 銀行持ち株会社へ移行
となった。これにより、自己資本規制を受ける一方、預金受け入れや、FRBの貸出を受けることができ、資本増強を行いやすくはなった。この2社もいずれは商業銀行と合併していくのだろう。

以上、投資銀行の歴史をつらつらと書いたつもりである。
誤りがあったらすみません。

サブプライム問題発生により、金融機関の再編が激しく行われた。
今後生き残っていく金融機関はどうなっていくのであろうか。
ただ、伝統的投資銀行ビジネスはなくならないと思う。
産業を育て、サポートしていくという金融の一つの本質的側面は、伝統的投資銀行業務や、またかつての邦銀のスタイルの中に垣間見ることができると思う。
金融は決してなくならない。
現在を歴史上一言で言うならば、米系金融機関を中心に、度を過ぎて無茶をしてクレジットを膨らませ過ぎたため、クレジット・クランチ(信用収縮)が起こっている段階である。
また、時代に即した金融機関が生き残って、産業をサポートし、新たな金融ビジネスを切り開いていくのだろう。

さて。
以降は、投資銀行業務(アドバイザリーの話)を中心に、思ったこと、考えたことを書いていこうと思う。
Category : 投資銀行

イギリスのスポーツ

2009.01.11 *Sun
イギリスのフットボールって、こんな時期でもやってるんですねー。
日本のJリーグもやっているのかな?

さて、イギリスのスポーツは大分違う。
有名なとおり、野球はなくて、クリケット。
これはクリケットが女性向けに変化したのがソフトボールで、ソフトボールが変化したのがベースボールらしく(今ネットで調べたら、どうもラウンダーという共通のゲームから別々に進化を遂げたようだけど)、イギリスの愛国者の人は「野球なんか見るもんじゃない。イギリスにいる間はクリケットを楽しみなさい。」と言って憚らない。ルールも教えてもらったんだけど、ちょっと複雑なんですよね。どうも一ゲームやるのに、3日くらいかかるらしい。途中でティータイムもあるとのこと。なんじゃそりゃ。
しかも欧州やオーストラリアとの国際大会もやっており、実はフットボール(サッカー)に次いで、世界で2番目に競技人口の多い球技らしい。ほんまか。

最近テレビでは、ダーツ大会をやっている。ゲームの種類は501。マイナーな大会なのかなーと思ったら、翌朝のテレビニュースのスポーツコーナーでも、かなりきちんと取り上げており、ずいぶんと存在感のあるスポーツのようだ。
どうも調べてみると、ダーツの世界選手権をやっていたらしい。ダーツの世界も全英オープンとかあって、イギリスでは人気があるようだ。

練習して、これに出ようかしら。そしたら日本人らしくグレーのスーツに7:3分けして、伊達メガネをかけて、通訳をつけて(通訳も同じ恰好。たまに首からぶら下げた一眼レフカメラで写真を撮る)、名前をHiroにして、勝ったら「やっほー」と叫ぶことにしよう。後半はHerosのマシ・オカのオマージュです。
もしくは流鏑馬の格好で出て、「日本人は古来から武術としてダーツに親しんでおる」とか言ってれば、イギリス人に「東洋の神秘」とか言われて絶対受けると思う。フィルテイラー並みに上手くなることが先決ですが。

そして、なんといってもF1。
この季節でも、毎日新聞にF1の記事が出る。素晴らしい。これだけで生きていける。
去年はイギリス人ハミルトンがチャンピオンになったし、今年も国をあげて盛り上げていただきたい。

ゴルフは、こっちでは、まだビジネスマンとかがやるスポーツのようだ。日本のレジーナのように若い女の子はあまりやらないみたい。まぁ紳士のスポーツだからかなー。
電動乗用カートは一般的ではなく、一人ずつの手引きカートが多い。これは慣れると楽。
そしてラフの深さは異常で、ラフに入っただけで、深い芝に覆われ、ボールが見つからなくなる。これはうまくなるにちがいない。

週末なので、スポーツの話題を書いてみました。

ロンドン家探し

2009.01.10 *Sat
今週は家探しをしていました。
ロンドンの家探しは、日本とやや違う。
不動産屋にいけば、物件情報を書いた紙があるわけではない。見に行かないと分からない。
また、賃貸マンションは家具付きが多い。家具付きの定義は法律で決まっているらしく、食器や清潔なリネン類も付いている。
ステップは以下の通り。

①エージェント(ホームサーチコンサルタント)を雇う。
②エージェントに希望の条件を伝える。
③エージェントがあちこちの他のエージェントに電話して条件を伝える。他のエージェントっていうのは、大家に雇われて物件を管理している
④自分のエージェントと、大家のエージェントと一緒に、物件を見に行く
⑤オファーを出す
⑥契約
⑦インベントリーチェック
⑧入居

オファー: いろいろ希望条件と希望家賃を出す。一応家賃は決まっているものの。若干ネゴシエーションできる。あと、たとえばカーテンを取り換えてくれ、とか言える。

インベントリーチェック: 物件の状態を大家のエージェントと確認する。たとえば、「ここに傷がある」とか「ここにしみがある」とかすべて。賃貸を解除するときに、元の状態に戻さないといけないため。

さて、そして家探し。
初日は、サウス・ケンジントンや、ノッティンヒルを中心に。
日本人には人気のある地域。ちょっとシティに通勤するには遠い。

二日目は、イズリントンや、リージェンツパーク周辺、パディントンあたりを見てみた。

そして、いい家を発見。
場所が凄くいい。
契約が終わったら、詳細をお伝えします。

家探しをして、色々わかったこと。(駅別)
ノッティングヒル・・・映画「ノッティンヒルの恋人」の舞台は、駅の北西のポートベローロード。駅周辺は雑多な感じ。閑静な住宅街まではちょっと歩くかなー。素敵な街です。
サウスケンジントン・・・住宅街って感じ。
ナイツブリッジ、ベルグラビア・・・高級住宅街として有名。オイルマネー系の住民が多い。
パディントン・・・ヒースロー空港に行くには便利。
エドガウェアロード・・・日本人多いらしい。アラビアエリア。駅前はアラビアンレストランが多い。
ベーカーストリート・・・駅前はごみごみした感じだが、色々お店があって楽しそう。
グレートポートランドストリート・・・リージェンツパーク近し。いい感じの住宅街。
キングスグロス・・・あまり住んでいる人はいない。
エンジェル・・・ヤングプロフェッショナルに人気らしい。ピカデリーに電車で行くのは面倒そうだが、バスが沢山ある。シティーに近い。
クイーンズウェイ・・・ハイドパーク近し。きれい。ベイズウォーターまでの道は色々あって便利そう。駅はエレベーター式。
ランカスターゲート・・・ロンドンらしい綺麗な大きな家が沢山ある。ハイドパーク近し。駅はエレベーター式。
マーブルアーチ・・・ハイドパーク近し。繁華街にも近し。家はとても少ない。

ちなみに、セントジョンズウッド、アールズコート、ゴルダーズグリーンには日本人が多いとのこと。日系企業や日本語病院、日本語学校などがあることが人気らしい。

ちなみに、
エレベーターは、リフト
アパートメント(日本でいうマンション)は、フラット
ですね。

金持ち優遇とか叫ぶ愚

2009.01.10 *Sat
以下、数日前の夜中に書いて、下書き状態で置いておいた記事。
読み返してみると、ひどい記事だなー。

-----------------------------
たまには経済の話。
日本にいるときは、企業活動(特にM&A)に関して、大抵なんらかの形で関わっていたので、全く発言できなかったが、ロンドンに来てからはノータッチで特に内部情報も知らないので、少しは書けるようになるだろう。

最近、日本のニュースを見ていて、結構憤ってしまうのが、「金持ち優遇」とか「大企業優遇」とか叫ぶフリーターや経済ジャーナリストの愚かな論調。
先に言っておくけど、金持ちや大企業を優遇しなかったら、日本は終わるぞ!!!

派遣切りニュースの時も「大企業なんだから、赤字出してでも、社員を守れ!」とか叫ぶ人たちがクローズアップされていたし、実際に派遣切りをやめた会社も多数ある(らしい)。
そんなことしてたら、世界中の投資家から「あの会社はtemporary staffのレイオフもできないのか・・・」と呆れられてしまう。
社会福祉としての失業者への政治として保護はもちろん必要です。しかし、高福祉国の弊害は国民の自助努力が欠如しやすいという点だ。だから、ご本人には、派遣切りやめろ、とか言ってないでどうか自立して頂きたいといいたい。
企業は、生産量の変動に伴って、雇用も変動させたいので期間労働者(派遣)を雇っているわけで、期間労働者が嫌なら、やめればいい。
「がんばっても正社員になれないんです」という怒りを他人にぶつけるのはお門違い。もっとがんばりましょうよ。

マスコミが特定の個人の声だけ吸い上げて、「弱者の味方です」ぶるのも、本当に虫唾が走る。
あと、経済ジャーナリストばかりじゃなくて、企業経営者や色んな論調の大学教授とかにもっとコメントさせてほしい。

さて、
隣に中国という優秀な工業国がある日本は、これからどうやって生きていくのか。
いまさら技術でごり押ししていくのは厳しい。日本は、基礎研究をないがしろにしているし、学力も落ちている。(若者はホント勉強した方がいい。今や英語がしゃべれない大学生を輩出する大学は日本くらいである。)
自動車産業とハイテク産業がどこまでやっていけるか、日本のヘルスケア産業や環境技術産業がどれだけ成長できるか。

グローバルにビジネスを展開している日本の大企業は非常に非常にシビアに考えている。一方で、今後グローバルに考えていけない企業(中小も含む)を守る必要があるのか?人口の減っている日本で内需型産業は徐々に衰退していくことは目に見えている。給料も減らざるを得ない。
所得水準が下がり、俗にいう「二極化」が進むことを念頭において、日本のグランドデザインを描いていかないと。

アメリカのように大幅に二極化していくのか、北欧のように高福祉社会になっていくのか。

ちなみに、日本企業にこだわる必要もない。
外資系企業だって、日本でビジネスして、雇用してくれて、納税してくれれば、国民に利益はある。

元の話題に戻って、なんだかんだ日本をリードしている層に大企業とかが多いわけで、それを優遇しないで、どんどん国外流出してしまったらどうするのか。
日本の税制は金持ち優遇だとかいう意味の分からない声もあるが、個人ベースだって、企業ベースだって、日本の税金は高い!必死に頑張ってきて稼いでいる層から、がっつんがっつん税金で巻き上げるのは本当に社会主義的。なんかすぐにヒステリックに「金持ち優遇!」とか「金持ちの税金をもっと上げろ!」叫ぶのは、とても違和感を感じる。

ちなみに北野武が「高額納税者のおいらも、消費税くらいしか税金払ってないフリーターも、選挙では同じ一票なんだぜ」というようなことを言っていた。それもすごく言っていることは理解できる。100万円住民税支払っている人と1億円払っている人で、参政権を100倍変えたら、時代に逆行だなー。でも市営駐車場とか、図書館とかの利用権を変えてもいいような、よくないような。


まとめると、頼れるのは自分だけですから頑張りましょう、ということです。

ストリートマーケットがおもしろい

2009.01.05 *Mon
「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与えうるもの全てがあるから。(When a man is tired of London, he is tired of life; for there is in London all that life can afford. )」と言ったのはサミュエル・ジョンソン。確かにロンドンは面白い。(サミュエルは産業革命以前の人なので、どのような背景で言ったのかよく分からないですが。)

昨日は、朝起きて窓の外を見たら、うちの前の通りで市場を開く準備が進められておりました。
P1000795_small.png
これは朝8時半くらい。マーケットの準備をしている人々。

そういえば、ロンドンは市場が有名。
観光客向けの市場もあるらしいのですが、どうも調べたところうちのまえのこのマーケットは地元向けらしい。

ちょっと行ってみました。

P1000800_small.png
こんな感じで洋服がメイン。
10ポンドとは安いなー。

P1000798_small.png
もうちょっと進むと、5ポンド、6ポンド。
ジーンズまで。
安いなー。

P1000797_small.png
一番奥に行くと、1ポンドの衣類が沢山!
劇団とかの衣類係の人には最適なんじゃないでしょうか。
やっすいなー。

P1000804_small.png
あとバッグ屋も多かったです。
これも安い。

P1000805_small.png
時計屋もいくつかありました。
日本のように、バッタもののロレックスを売っているわけではなく、独自のような・・・腕時計が沢山。

P1000803_small.png
食べ物屋も一軒だけありました。

このストリートマーケットのすごいところは、入ったら、いろんな言語が飛び交っていること!
これはアメリカにはあまりない、超多文化国家ロンドンならではの光景・・・。
というかほとんんど英語がない。インドらしい言葉、色々なヨーロッパ系などなど。
なかなか面白い場所でした。

ロンドンは物価が高い高いといいますが、こういうところで買い物をして暮らしている人たちもいるわけですねー。

中華料理

2009.01.05 *Mon
アメリカ人、フランス人、中国人とごはん。
中華はうまいですなー。

帰りに、news agentみたいなところで、大きい水(1.8ポンドくらい)を買って、10ポンド紙幣を出すと、お釣りが3.2ポンドしか返ってこない。コインしかないのに、「5ポンド紙幣渡したでしょ?」とか言われる。
なんか多いんだよなー、こういうの。といっても二回目か。ちゃんと取り返しましたが。
ほんとに馬鹿なのか、適当なのか、ごまかそうとしているのか。よく分からない。
東京の皆さんは世界の恥なので、騙さないようにしましょう。
あ、これを書いて思い出しましたが、恥という文化があまりないんでしたっけ。
恥という文化は自律的なストッパーになるからいいですなー。

東京とSkypeをしました。
いまさらなんだと言われそうですが、IP電話は凄いですなー。
明治時代にイギリスに来た夏目漱石はノイローゼ気味だったと言われていますが、今だったらビデオ電話までできるんだから、状況は相当違うはず。



友人宅で食事

2009.01.03 *Sat
友人のフランス人の家で食事。
しかも奥さんの手料理で、鍋を作ってくれた。

しかもロンドンに来たばかりの私に気を使ってくれたのか、日本のおかし(かっぱえびせん)や、ごましゃぶのタレや、しょうゆまで買っていてくれた。ありがとう。

P1000790_small.png

こんな感じ。
奥さんがとても料理の手際が良さそう。
ちなみにこの夫婦とは2年前に一緒に日帰りの旅行に行ったことがある。
人前でいちゃつきすぎであったが、まったく変わっていなかった。
仲いいですなー。

どこで覚えたのか知らないが、南モンゴル風の料理らしい。ちなみに鍋は英語でHot potだった。
「Hot pot食べに来いよー」みたいなメールが来て、良く分からずに行ったのである。

P1000791_small.png

かなりおいしかった。
ロンドンに到着してから一番美味しい夕食だった。

夫婦の友人も加わって、四人で夕食。
結構英語でも冗談が言えて、なかなか楽しい食事だった。
友人妻と友人の友人が「英語うまいじゃん。」とお世辞でも言ってくれたのを励みに頑張ろうと思う。
友人は「もっと英語をimproveさせるためには、フラットシェアすべき。Bloombergでフラットシェア募集の広告出せるよ。」と言っていた。確かにロンドンでは、フラットシェアの話をよく聞くなー。「家賃も安くなったりするけど、それ以上に英語もうまくなるし、英語以外にもお互いの文化を知ることができる」と言っていた。ロンドンならではの多文化環境で発展した習慣なのかなー。ロンドンの家賃はべらぼうに高いので、それが背景でもあるのだろうけど。
(フラットシェア:数人でマンションを借りて生活すること。日本でいうルームシェア。たぶん英語でルームシェアというと一部屋に数人で住むことを意味するのだと思う。イギリス英語では、日本のマンションのことはフラットという。アメリカ英語だとアパートメントですね。)

ちなみにロンドンでは、インド料理、タイ料理、中華料理がおいしいと思う。昔英語を習っていたイギリス人のナタン曰く、イギリス人にとっても一番人気があるのはインド料理らしい。
一緒にHolbornのインド料理屋にランチに行った時にそんなことを話していた。
イギリスはインド人が多い。インドは元イギリスの植民地だし、世界大戦以降労働力が不足したイギリスはインドから大量の移民を受け入れた(ような気がする。世界史詳しくないので、自信なし)。
そして、ロンドンでは、イギリス料理の店の数より、インド料理の店の数の方が多いらしい。
なるほどなー。
昔、イギリスの外務大臣がインド料理は今やイギリスの国民食だ、みたいなこと言ってたしなー。

その友人夫婦は二人とも金融業。
ロンドン郊外に家を1-2年前に買って、しかも空いている部屋を人に貸している。
友人宅の反対側の家は、クリスマスの装飾がすごかったので写真をパチリ。
友人によれば、二つの家で競争しているらしい。

P1000792_small.png

ロンドン新年の街並み

2009.01.03 *Sat
随一の繁華街ピカデリーサーカス(日本で言えば渋谷)から、多くのデパートがある街オックスフォードサーカス(新宿?)に抜ける間の多くの有名ブランド店が並ぶ通りリージェントストリート(うーん。銀座中央通りとはちょっと違うけど、まぁそんな感じ)を歩いていると、装飾がすごいことに。。。。
P1000771_small.png
綺麗ですねー。

近くの通りに入ってみると、、、
P1000775_small.png
なんだこりゃ?

もっと近づくと、こんな感じ。
P1000777_small.png
大きいスノーマンがたくさん(10個以上)、空中に浮かんでおりました。
すごいなー。

P1000778_small.png
ちなみに、ここはカーナビーストリートという歩行者天国のようなところです。人が沢山。ブティックや飲食店も多い。(うーん、20-30代向けのファッショナブルな店が多いから、、、表参道的な感じ?)

ちなみに、ここでシャッターを押してくれと頼まれたのですが、英語で「ハイ、チーズ」って何ていうのか忘れてしまい。「3、2、1、パシャッ」で代用。
(正解は、"Say cheese!"。たしか。)

新年になってから、最高気温2-3度。最高気温マイナスという日々が続いていますが、寒い日の綺麗な夜景は格別ですな。。。
でもほんと寒い。。。

ちょっと気候の話。
ロンドンは北緯51度にあり、札幌よりはるか北、樺太の真ん中と同じくらいの緯度です。
その割には暖かいとよく言われるものの、東京からきた身としてはやはり寒い。
イギリスの等温線は実は南北に走っていて、西部(アイルランドの方)は暖かく、東部(ロンドンの方)は寒い。西部はメキシコ湾からくる暖流に暖められるが、東部は北極方面から北海を渡って冷たい風が吹き付けるので寒いらしいです。
イギリスの天気予報
ほら東部が寒くありませんか?



ロンドンのお正月

2009.01.03 *Sat
改めまして、あけましておめでとうございます。
イギリスでも年が明けました。(二日ほど前に。。。)

さて、大晦日(New year's eve)は、フランス人と日本人から、ディナーに2件誘われていたのに、2件とも寝過してしまいました。。。。大変申し訳ない。この頃は5-6時間の時差ぼけが残っていて、夜7時くらいになると猛烈に眠くなっていました。

こちらの大晦日は日本みたいに、除夜の鐘を聞きながら、というわけはもちろんなく、花火を打ち上げて皆でワイワイという感じです。

年が明けて、お正月。
元旦なので、日本人らしく初詣に出掛けました。といっても、神社がない。どうも日本式の神社は調べても無さそうです。神様つながりで、まぁいいだろう、ということで、教会に行くことに決定。
どうせなら、ビッグベンの近くにあり、イギリス国王の戴冠式も行われるウェストミンスター寺院に行きました。なんかご利益ありだろう。信じる者は救われる。世界遺産だし。
P1000740_small.png
2006年に中に入ったことがあるのですが、寺院内にはニュートン、ダーウィンや歴代国王のお墓があります。日本みたいに屋外ではなくて普通に壁や床の中にプレートがあって、その奥に埋まっているらしい。とても驚き。
理系の人には、トムソン(ケルヴィン)、マックスウェル、ラザフォードのお墓があると聞けば興奮するでしょう。僕は興奮しました。音楽家ヘンデルや小説家ディケンズのお墓もありますが、そのあたりは詳しくないので興奮せず。
イギリスには、そんな伝統と歴史がたっぷりあって素晴らしい。
これはアメリカにはない、大英帝国ならではの重みだなぁと感嘆。

ビッグベン(ウェストミンスター宮殿の時計台)は、自分的には最もロンドンらしくて好き。
これを見ると、あーロンドン来たなーといつも思う。
P1000750_small.png
この写真は、ビッグベンとロンドンアイ(観覧車)。
ビッグベンは、どうもハリーポッターが飛び込んだイメージがあるな。。。

P1000753_small.png
この写真はウェストミンスター宮殿のヴィクトリアタワー。夜景は本当に息を飲むような美しさ。。。
彫刻も物凄く綺麗。ウェストミンスター宮殿は、ウェストミンスター寺院のとなりにある、宮殿で、現在では国会議事堂として使われています。こちらも世界遺産です。

プロフィール

Bond

Author:Bond
職業は悩めるインベストメントバンカー。ロンドンから帰国して早一年。日々M&Aなど行いつつ考えていることを、六本木からお送りします。F1が好き過ぎて、いつかチームオーナーになるのが夢。



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